## 1．インタビュー対象者 ![プロフィール写真](/images/stories/post3_picture1.jpg "プロフィール写真") 平本　健二さん - 経済産業省CIO補佐官 - 内閣官房政府CIO上席補佐官 ## 2． One Day Schedule |時刻|活動内容|デバイス|アプリ/サービス| |---|---|---|---| |7:00 |起床
・メール、スケジューラ、SNSを確認|iPhone|Outlook、Facebook| |8:00 |移動中
・国内外の情報収集|iPhone|メールマガジン、Twitter| |9:00 |仕事（午前）
・プロジェクトの管理|PC|Trello、Backlog| | |・社内外とコミュニケーション|PC|Outlook、Facebook Workplace、Facebook Messenger、Linkedin | | |・データ、プロセスモデリング|PC|astah、Enterprise Architect、Bonita| | |・来週の海外出張準備|PC|Booking.com、Expedia| |13:00|仕事（午後）
・プロジェクトメンバとオンライン会議
・会議の調整
・場所の確認|PC|Skype for business、Zoom、WebEx、UDトーク、調整さん、GoogleMap| | |・外部講演の参加者は事前に管理
・講演のアイスブレイクとQA
・講演後の資料はネットで公開|PC|PeatixKahoot!、Sli.doSlideShare| | |・海外の関係者とメールで連絡
・海外との会議|PC|Outlook、Grammarly、wisdomSkype for business、WebEx| |19:00|飲み会
・お会計は電子マネーで精算|iPhone|iPhone、Kyash、LINE Pay| |21:00|自宅
・オンライン英語学習|iPhone|iPhone、iKnow!| ## 3．インタビュー ### - まずは一日の生活に沿って、利用されているアプリ/サービスをご紹介ください。起きてすぐ、メールとSNSのチェックをしますね。電車に乗ってからも、書類とかプレゼン資料を作っています。出勤するとまたすぐ、メールのチェックに追われます。あとは、毎日ではないけど、モデリングツールを使うこともあります。データモデリングとかプロセスモデリングとかしています。クラス図用のツールは有料のもの使っていますけど、BPMN用のツール　は無料のもの使っています。データモデリングは、astahをずっと使っていましたが、最近はEnterprise Architectに移行中です。エストニアや欧州など海外のカウンターパートがEnterprise Architect使っているところが多いので、海外連携を考えてそうしましたが、Enterprise Architectは機能が多いからまだ使いこなせていません。astahの方がシンプルで使い勝手はいいと思います。出張がある場合、宿泊先を探すときはBooking.com、交通手段の検索はNavi timeを主に使っています。到着したあとは、Google Map使って目的地に行くことが多いです。海外だとUber使っている経産省の人もいます。旅費精算は、省庁共通システムのSEABISで管理しています。あと、聴覚障がいがある方がチームに一人いるので、会議はUDトークを使い文字記録を同時並行で行っています。UDトークのおかげで、議事メモも作りやすいし、議論の内容がよりクリアになる利点があります。 ### - 業務以外で利用しているアプリ/サービスはありますか。飲み会の支払いは、多くの場合、キャッシュレスで行っていて、KyashとかLINE Payとかの電子マネーで支払っています。飲み会に参加したメンバーで、その場で精算ができるから、払い忘れとかないですし、おつりの準備とかもしなくていいから、幹事をする若手が楽になります。企画、イベントを開催するときは、調整さんでスケジューリングしたり、Peatixで参加者を管理したりもしています。あとは、イベントで自分が発表するときに、Kahoot!使ってアイスブレイクすることがあります。これで会場にクイズをだしたり、アンケート取ったりできるから、盛り上げるツールとして便利です。 ### - メール、プロジェクト管理、コミュニケーションツールとして、どんなアプリ/サービスを使っていますか。メールについては、役所ではOutlookを使っていて、出先とかではWebメールやCACHATTOを使ってリモートアクセスしています。スケジュールもOutlookで管理しています。基本的に、関係するチーム全体の課題とか、マイルストンの管理はTrelloで行っていて、各プロジェクトでどんな作業が走っているか、誰がタスク処理しているかが一覧できます。各チームの細かいプロジェクトの作業管理は、Backlogで行っています。コミュニケーションツールの中心はメールです。Slackも入れているけど、あまりメインでは使っていません。あとは、Facebook Workplaceも利用している。普通のFacebookの方が、外部の人とも連絡が取れるので使い勝手がいいけど、セキュアなやり取りをしたい場合は、Facebook Workplaceを利用すればいい。ただ、普段やっているプロジェクトで、セキュアなものって意外とないと思います。1対1のやり取りはメッセンジャーでできるし、Facebookはやっぱり便利ですね。 ### - Facebook以外のSNSは何を使っていますか。 Twitterツール系アプリは、経産省の公式アカウント用、個人、海外等の情報収集用の２種類を使っています。海外の人とやり取りを行う場合は、LinkedInも使います。講演依頼等では先方がLinkedInの経歴をチェックして依頼してくるようです。先方が上司に行使候補を説明するときも、LinkedInの記載を参考にしているようです。 SNSとは少し違うけど、SlideShare使って、自分の発表資料を公開しています。海外講演のときは、SlideShareとLinkedInのアカウントを要求されることが結構あるから、海外と仕事するときはこの二つが必要ですね。 ### - SlideShareに資料を公開するときは、別途修正してからアップロードするのですか。そもそも資料は、基本的に公開前提で作成しているから、特に修正はしていません。資料に使うイラスト素材も著作権で問題にならないように、毎月個人的にお金を払っている素材（イラストAC）を利用しています。個人的にお金を払っているサービスはもう一つあって、英語の文章を校閲できるGrammarlyを使っています。年間1万円くらいの自腹を切って入れています（笑）。自腹を切っても、効率化できるし、無駄やストレスが減ります。英語の勉強にもなります。 ### - 経産省のパソコンには、自由にアプリを入れていいのですか。許可を受ければ入れられますが、モデリングツールとかGrammarlyは、いつでも使えるように個人パソコンに入れています。今、仕事で使っている端末は3つあって、内閣官房IT室、経産省、後は個人の端末。IT室の端末は基本的に、メール、プリント用に使っている。経産省の端末はやはりコミュニケーションが中心。個人情報とかセキュアな情報はないので、基本的には個人パソコンで作業しています。2か所のオフィスを行き来して、外部の会議等に出ているとそうならざるを得ません。 ### - オンライン会議はどんなアプリ/サービスを使っていますか。 Skype for business、Zoom、WebExですね。WebExは、オンライン会議だけじゃなくて、Webでの講演会であるWebinarとかやるときでも使っています。Webinarは、50とか100人が参加した会議でも参加者が把握できるし、チャット形式でQAもできて非常に便利です。 ### - 気分転換ではどんなアプリ/サービスを使っていますか。時間があるときは、iKnow!で英語学習に時間を使ったりしています。ヒアリングとか穴埋め問題で英語の勉強できるのでいいですよ。あとは、メールマガジンやSNSで情報収集しています。 ### - 勤退管理はどんなサービスを利用していますか。勤退管理は、エクセルとハンコで管理されています。出社時にハンコを押すところがあって、勤務時間はエクセルで提出する仕組みになっています。また、スケジューラ見れば大体の勤怠状況分かります。 ### - 自治体の人にオススメしたいアプリ/サービスを教えてください。 |オススメアプリ/サービス|理由| |---|---| |電子マネー|飲み会の精算が楽であり、記録にも残る| |ごみ収集アプリ|自治体での導入も楽。また、セキュリティに抵触する情報を扱う必要がない。| |自治体の広報紙|| |ちばレポ等の街の問題の情報収集サービス|セキュアな情報を扱う必要はないため。| |チャットボット|問い合わせに対して都度対応していた今までの行政業務が統一化され、履歴も得られて、改善にも活用できるので良い| |プロジェクト管理ソフト|| _飲み会の精算も含め、職場のお金のやり取りを電子マネーで払うことは、記録にも残るしいいと思います。また、ごみ収集アプリは、自治体での導入も楽だし、セキュリティに抵触する情報も扱わないから、どんどん入れられていくべきだと思います。自治体の広報紙も、そもそも、どんどん情報を発信したいものなのだから、民間サービスを使いながら広げていくべきではないでしょうか。ちばレポ等の街の問題の情報収集サービスも、特にセキュアな情報を扱わないのだから、流行るべきだと思います。また、最近、様々なサービスが出てきているチャットボットの導入は、問い合わせに対して都度対応していた今までの行政業務が統一化され、履歴も得られて、改善にも活用できるので良いと思います。私たちも使っていますが、プロジェクト管理ソフトも、どんどん入っていくといいですね。_

平本 健二さん 〜英語の文章校閲ツールで効率化、無駄やストレスが減るのでオススメ

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